初めてオリジナルバッジ・名札を製作する

バッジや名札に限らず、オリジナル製品を初めて作る場合、製品の知識がない方にはどのように依頼してよいかわからない方も多いと思います。
ここでは、初めての方でも思った通りのオリジナルバッジや名札をご依頼していただけるように、分かりやすく説明します。
万一、説明不足でわからないことがありましたら、よくある質問をご覧いただくか、電話・FAX・メールにてお問い合わせください。

1.大まかなバッジ・名札のイメージをする

一般的にバッジには硬質塩ビバッジ軟質塩ビバッジ缶バッジアクリルバッジがあり、名札にはアクリル名札(2枚合わせ・U型)金属名札ゴールドシルバー)があります。また、社章などに使用されるピンバッジ・ピンズもあります。
大まかでいいので、お客様が必要と思われるバッジや名札のイメージをする為、コモンの実績の「バッジの種類・製品ラインナップ」をご覧ください。

2.バッジ・名札の仕様を決める(サイズ・形状)

仕様とは、バッジ・名札の「サイズ・形状」「数量」「材質」「印刷色」「加工オプション」「留め具」があり、これらを1つずつ決めていきます。

「サイズ」は、縦、横、厚さでミリ単位5ミリ間隔程度で決めます。
デザインソフトをお持ちの方でしたらパソコンで、ない方は手描きでもよいので、縦横サイズを描き、中に印刷などをしたい社名や名前を描いてみて、少し離れて見てみましょう。細かすぎてよく見えない場合はサイズを大きくするなどの縦横サイズを調整しましょう。

「形状」は、丸型、四角型、特殊な型、その他にアクリルを折り曲げ、中に紙を挟むU型があります。
型には、一般的なサイズの丸型と四角型には、工場にある場合があり、型代をお客様にご負担いただかなくても製作が可能な場合があります。
特殊な型(星型や丸型の一部が尖っている、サイズが大きい等)でのご依頼の場合には、型代をお客様にご負担いただきます。(リピート時(半年以内)には型代をいただきません。)
工場の有り型は、劣化などありますので、その都度ご確認が必要となります。

3.バッジ・名札の仕様を決める(数量)

「数量」は必要な個数でいいと思いますが、数量は多く作る程、1個当たりの単価は安くなりますので、将来的に必要になるのであれば、それも見込んだ数にするのが良いです。
また、金属名札などで名前を彫刻されるお客様は、本体(彫刻のない状態)を余分に多くお作りいただき、弊社で本体を預り、新しい方を従業員に迎える度、彫刻依頼を受け、納品する形態もお受けしております。そうすることで、毎回本体から製作するよりも、費用を抑えることができます。

4.バッジ・名札の仕様を決める(材質)

「材質」は、1で大まかなイメージをされた時に、これと決まったものがありましたら、その材質をお伝えください。
画像を見ても判断ができない場合には、サンプルをお送り致しますので、お問い合わせからご連絡ください。(送料はお客様ご負担となります)

5.バッジ・名札の仕様を決める(印刷色)

「印刷色」は、印刷に使用する色と色数です。基本的に印刷色は色数が増えれば費用も多くかかります。
印刷色はデザインに関係してきますが、費用を抑えたいとお考えでしたら、色数を少なくすることをお勧めします。
また、材質が金属や透明アクリルなどの場合は、印刷色が材質の地色と混ざったような仕上がりになるので、印刷前に白を印刷し、印刷色をきれいに出す必要がありますので、印刷色+白色となります。
お客様ご自身でデザインされたデータがございましたら、メールに添付しご連絡ください。

6.バッジ・名札の仕様を決める(加工オプション)

「加工オプション」は、材質によってオプションが異なります。

材質を問わない加工オプションとしましては、穴あけがあります。
穴あけは、次の留め具とも関係しますが、ボールチェーンやベルトを付けたい方には、必要なオプションになります。

軟質塩ビバッジでは、スポンジを入れる事もできます。

金属名札では、名入れ彫刻ができ、書体は丸ゴシック体で黒インクを入れます。その他の書体をご指定の場合はデータと、さらに別途費用がかかります。
その他に、エッチングといった表面加工を施し、指定の箇所を凹ませることができたり、ツヤ有り・ツヤ消しといった1枚の金属板で、2つの表現をすることも可能です。
また、樹脂盛りなどもあり、印刷面をキズから守ることもできます。

上記に書きましたことを組み合わせるだけでも、幾通りにもなりますので、金属名札を作られる際には、費用と相談しながら、是非ご検討ください。

7.バッジ・名札の仕様を決める(留め具)

留め具」は、基本的に両用クリップ(クリップ+安全ピン)、クリップのみ、安全ピンのみからお選びいただけます。

両用クリップは、クリップと安全ピンが一体となったもので、クリップを金属またはプラスチックからお選びいただけます。
クリップのみの場合も金属かプラスチックからお選びいただけます。
安全ピンのみは基本のり付けしますが、軟質塩ビのみ裏側に2穴あけ、組込み取り付けも可能です。

その他に、吊り下げ式の安全ピンや、マグネット(強力)、穴あけ加工オプションが必要なボールチェーンやベルトからお選びいただけます。
費用は留め具によって異なりますので、お見積もりいただきご確認ください。